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糖鎖と生体内でのはたらきについて

糖鎖とは、単一の糖(単糖)が複数(鎖状に)つながった糖類のことをさします

この糖類を構成する単糖としては、一般にグルコースやフコースなどが挙げられます。

グルコースが二つつながった糖はブドウ糖といいます。

砂糖やブドウ糖などの糖類は日常生活において身近です。

主食のお米などに含まれているデンプンは、単糖のグルコースが長くつながった糖鎖です。

お米を食べて消化され分解されるとブドウ糖などになります。

牛乳などの乳製品に含まれる乳糖は、単糖のガラクトースとグルコースがつながった糖です。

このような糖類の数は非常に多く、現在発見されたり確認されているだけで約5000種類あります。

今後さらに研究がすすめば20000種類ほどの種類が発見されると予想されています。

糖鎖が私たちの生活にどのように関わっているかというと、生体内において重要な働きをするのです。

例えば、細胞の表面において他の細胞からの情報を交換したり情報を伝えたり受け取ったりするという重要な働きをします。

この働きによって、私たちはウイルスの侵入や毒素を感知しそれに対応することができるのです。

脳においても、重要な働きをします。

脳を構成する細胞は、ニューロンとグリア細胞ですが、グリア細胞はさらにオリゴデンドログリア、アストログリア、ミクログリアの三種類があります。

この中でオリゴデンドログリアは、ニューロンの軸索にまきついてミエリン鞘という絶縁体を形成して神経における情報の伝達速度を速めています。

このミエリン鞘を作る上で、重要な働きをしているのです。